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  • 執筆者の写真masa

マルタ:大麻使用を合法化

本日、行われた国会にて、大麻を合法化する法案が可決されました。欧州では初めて、個人の娯楽目的での大麻使用を法で認める国家となりました。ヴェッラ大統領による署名後、施行されます。


おもな内容は以下の通りです。


7グラムまでの携帯は認められる

公共空間及び未成年がいる場での大麻使用は禁止(公共空間での大麻使用は最大235ユーロの罰金、未成年者同席する場で使用した場合は、500ユーロの罰金)

4鉢まで大麻の自宅栽培可能(1人あたりではなく、家庭単位)

・自宅栽培の場合は、大麻が外から見えないようにする必要がある。

・乾燥させた大麻は50グラムまで自宅に保管できる。

・自宅栽培しない場合は、「アソシエーション(クラブ)」から購入することができる。

・アソシエーションは、非営利目的で運営、その経営主は登録された個人であること。

・アソシエーションでは、1日7グラム、月50グラムまで購入可能。

・それぞれのアソシエーションは、最大500名までで、学校やユースセンターからは最低でも250メートルは離れていること。

・大麻販売を宣伝してはならない。

・アソシエーションは、大麻を管轄する政府機関に3ヶ月ごとに報告義務。


2015年にマルタでは大麻に関する規制が緩和され、教会系NGOや医療従事者グループからの反発があったものの、ついに今年、大麻を合法化することが決定しました。ヨーロッパで大麻といえば、オランダが有名ですが、厳密にいうと、大麻に関しては寛容である政策をとっており、完全に合法化されていません。2022年にはルクセンブルクやドイツなどでも大麻合法化の動きがあります。



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